紀州は日本一の梅の産地、とくに梅の最優良品種「南高梅」の大産地です。
大手メーカーがまだ熟していない青い状態の梅酒用の実を原料に使用しているなか、当社では紀州産の完熟南高梅を使って梅酒造りをおこなっています。
(1)【選別・洗浄】
完熟した紀州南高梅の果実を選別機で選り分けます。選別中に清水にて洗浄、梅の実についた木くずや葉などのゴミや梅のガクを流水にて取り除きます。
(2)【漬け込み】
洗浄後、梅の実は砂糖・アルコールとともに醸造用のタンクに漬け込まれます。写真は、漬け込み直後の梅の実。
完熟南高梅ならではの紅がさした黄色い果実です。
(3)【貯蔵・熟成】
梅酒用タンクやオーク樽に漬け込まれて熟成。梅のエキスがゆっくりとアルコールの中に溶け出し、時間とともにまろやかな香味がそなわります。熟成後に梅の実が取り出され、さらに熟成。こうして梅酒の元となる原酒が誕生します。
(4)【品質管理・完成】
出来上がった梅酒は厳格な品質管理のもと、製品化されます。最終的な成分調整、品質検査がなされた後、加熱殺菌してから充填。最終品質チェック後、製品として出荷されます。